木の家の施工業者を選ぶ

木の特性を知る業者を探す

 木の家を建てる際に最も重要になるのは、施工業者選びです。建て主が建築を依頼する場合、建築士が窓口になるケースと、工務店が窓口になるケースとが考えられます。それぞれに利点がありますが、いずれにしても木の特性をよく知っている業者を選ぶことが肝心です。

デザイン性が高い建築士の設計

 建築士は設計と工事監理を行います。特別なこだわりがあったり、個性的な家を希望するなら最適です。ただ、工法に関しては得意としている分野を持っていることが多いので、よく話を聞いてから木造の実績をしっかりと持っている業者を選ぶようにしましょう。
 建築士が得意とするところは、建築主の細かい要望や土地の形、予算などさまざまな条件に合わせて、デザイン性の高い外観や間取りなどを考えてくれることです。構造上できないような場合はきちんと説明してくれますので、取りあえず希望があれば何でも相談してみることです。
 工事監理については、建築士自身が行います。施工する業者とは別組織の人間なので、厳しいチェックを期待することができます。設計に関するさまざまな問題点はもちろんですが、万が一、施工上のトラブルが発生したような時には、施工業者との間に入って問題解決を図ってくれます。設計・監理料は総工費の10%前後が一般的です。工程に合わせて3~4回に分けて支払います。

地域密着型の工務店の仕事

 工務店は規模や技量など千差万別です。木の家を頼むなら木材に対する知識や扱い方をしっかりと心得ている業者であることを見極めましょう。多くは地域に密着して営業をしているので、その仕事ぶりの情報を集めることです。
 また、最近はインターネットでの検索も有効です。ホームページを丹念に読み込めば、その業者の家づくりに対する姿勢が相当なところまで分かります。見比べれば業者同士の違いもよく分かります。
 その上で、機会を見つけて直接話してみることが一番です。栃木県産材に関するイベントなども開催されており、そうした場に参加して、業者と話してみるのもいいかもしれません。工務店の場合は、その代表者の考え方が仕事に反映されることが多いので、人となりを理解し合うことは重要な要素になります。
木造建築は融通が効く分、現場でのつくり込みがしやすくなります。その際、信頼関係が築けていないと、食い違いが起きて後悔することになりかねません。工務店やそこに属する現場の大工さんとの意思の疎通は欠かせないのです。

現場見学会などで実績を確認する

 技量を見極めるには現場見学会を活用しましょう。実際につくられた家を見ることで、工務店の技術水準が判断できると同時に、自分の家づくりに参考となる発見も多いものです。工務店によっては木材の保管状況の見学や伐採体験などを催し、県産材への理解を深める取り組みを行っている場合もあるので、参加してみると木材への愛着がより深まるでしょう。
 木の家は完成した時点が終わりではなく、むしろそこからがスタートと言えます。経年変化を考えた構造材や内装材の選び方が肝心です。のちのちのフォローまでしっかりしてもらえるのも、地域密着の工務店ならでは利点です。

木造住宅コンクール優秀作品を参考に

 栃木県木材需要拡大協議会(栃木県木材業協同組合連合会内)は、「とちぎ県産材木造住宅コンクール」を実施しています。この本には優秀な成績を収めた作品を掲載しました。ぜひ参考にしてください。
掲載された住宅や木の家に関するお問い合わせは
県木協連[☎028(652)3687]まで。
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